FMフェスタinUMA

FM湘南ナパサ制作部長「水嶋一耀」氏を招いて講演会が開催されました。 1998.8.1

「講演」ではありますが、ちょっと趣向を変えて、仮想のFM番組「わいわいUMA」で講演会を中継するという風にしました。石井さんのDJで私が解説で入り、最初に簡単にコミニュティFMの概要を説明しました。構想エリアは第一歩として川之江・伊予三島・土居の平野部他、FMという名前だけど内容はAMラジオ。そんな内容を説明しました。それから会場の中継へと切り替え、西川会長挨拶・水嶋氏講演へと繋ぎ、最後にまた私と石井さんとの掛け合いで番組を終了させていただきました。

水島氏の講演要旨から

何のための放送局なのか、それはまちづくり。地域の情報化によるまちづくり、であって、「放送局」と捉えると必ず失敗する。というのが持論。たしかに、「ナパサクラブ」というボランティア組識を結成し、放送を行っている。

コミニュティ放送の設立として

  1.まちづくり系ボランティア重視

  2.商業主義系営利企業中心

  3.行政中心

と数種類ありますが、対象エリア人口9万では大都市の様な商業主義は成り立つのは難しいと思われます。やはりボランティア重視でまちづくりの道具として成立させたいと思います。ボランティアという表現には無償・赤字というイメージがあるかも知れませんが、四国中央交流都市として、高速道路を通って人が集まれば、FMでの宣伝も多いに幸かがあると感じられます。

当日の所感

いろいろな事業が重なり、参加者数は少なめでしたが、参加していただいた方にはコミニュティFMを理解していただき、企画等に参加したい方も多くおられました。以前かわのえ紙まつりでの模擬放送でも、最初の説明では反応は少なかったものの、聞いてからの反響の方が多かったことを思えば潜在人材は無限と思えます。

「FM電波を使ったAM放送」というのが私のコミニュティFMについての説明で使った言葉ですが、FM−>音質が綺麗−>音楽重視の番組という構図がありますが、コミニュティFMはAM放送のように身近な話題を喋り、その合間やBGMとして音楽で埋めるのが基本と考えています。宇摩地域は内職を含めて仕事をしながら聞いている人が多いと感じます。TVだと見る事を前提にしていますから、作業しながらはちょっと無理がありますが、聞くことを前提のFM放送がこんな場合には適しているのではないでしょうか。そしてFM波はAM波に比べて機械ノイズに強いのです。そんな意味からでも、工場で、また内職しながら、家事をしながらと色々な場面で聞くことが出来ると思います。




広報担当者交流会

宇摩地域の広報担当者及びタウン紙の編集者による交流会が開催されました。1999.2.12

宇摩地域の2市1町2村の各担当者、そしてタウン紙2社の方に参加していただき、交流会を開催いたしました。お互いが同じような内容を担当していて且つ、庁舎から出る機会が多いため、お互いにもっと交流があるかと思えば、殆ど顔を知らないし、取材も行政区域を越えることはまずありませんでした。以前は交流会もあったようですが、それもいつのまにか無くなったそうです。

そこで、以前あった交流会を提案させていただきました。また、市報の一元化、つまり各広報で取材して1つの窓口で製作して各行政へ配ることについては各行政が行政区域内への広報ということで全くだめでしたが、各行政の広報紙交換を現在は1部づつですが、可能なら庁舎の受付に並べて置けるようにしていただける可能性は感じました。紙面につきましては、先の市報一元化は無理ですが、行政単位に関係ない記事、つまり健康一口メモやゴミの出し方などの部分だけでも共通記事にして、各広報担当者の作業低減を提言させていただきました。この事がやがて紙面を出来るだけ共通化していき、行政枠を超えた情報の交流になることを期待しています。

アトリエUMAで取り組んでいるコミニュティFMがリアルタイムな報道ができ、市報が月単位で何時でも見ることができる媒体としての役割へとなる可能性を感じました。広報以外にも広い行政の情報提供支援が必要と思います。

いずれも感じるのは行政枠を超えては行わないし、今とは違った事業については最初に拒否する姿勢を感じました。年度が変わり異動のあとに再度交流会を開催し、行政のインターフェイスの部分に宇摩共通のコンセプトが感じられるようになればと願っています。