平成14年度活動報告

 今年度は、ハーブ委員会からみどりの委員会として新しくスタートしました。これ
までのハーブ委員会を活動の中心としてきましたが、活動の範囲をより広く、また自
然とのふれあいをもっと深めたいという思いもありました。
 今年度の主な活動としては、
  土居(10/6)、三島(10/13)、川之江(10/27)
   における健康フェアへの参加、ハーブティーの試飲コーナーもすっかり定着し
   心待ちにしてくださる方も多く、スタッフとしては、とてもうれしく思ってお
   ります。
  また交流委員会と合同で炭焼体験も行いました。別子の豊かな自然の中での初め
   ての体験に参加者の誰もが感動したようです。また山小屋でのチーズフォンデュ
   も大好評で充実した一日でした。

竹墨体験 H14.11.12
 11月も半ば、澄み切った中にも空気がキーンと張り詰めたような
山の朝、今回お世話になる別子山村の仲村孝三さんの葛篭尾(つづ
 らお)山荘にて竹炭を焼こうとやってきました。14年度のテーマと
して地元に根ざした自然環境の研究ということでアトリエ総会の特
別講師としてお招きし、竹炭や竹酢の効用、利用などの説明を受け、
竹炭の色々な可能性に驚きました。
 竹炭作りの一連の作業は竹割りして節を取除き、仲村さん特製の
ドラム缶釜に詰め、点火、焚き口の調整、封印と進み、途中、黙々
とでる煙から竹酢を取り、朝から日没までの作業となりました。あ
とは日を改めての釜だし作業。チームを組んで4つの釜で同じよう
に行ったつもりなのに釜だしの結果は10キロから17キロまで差が
ついて、また炭の硬さも様々、最初からとても思うようにはいきま
せん。奥は深いです』けれども、お蔭様で苦労して出来上がった炭
は浄水器代わりに、お風呂に、炊飯器に、冷蔵庫に、靴箱にそれぞ
れ中に入って現在も活躍してくれています。手近にある“たかが竹
ですが、されど竹”と申し上げたいところです。
(余談)夕日に照らされて一段と赤や黄で山はあでやかに染まり、近
寄ると木々が小枝の先の一葉までそれぞれの存在を強く主張し色づ
いているにもかかわらす、遠目にはひとつの山の中に調和している
様を見ると、人の世もこうあらねばと感じてしまいます。秋の夕暮
れ、瞬きのごときつかの間の実に良い秋景色を有難うございました。


自然や生き物との共生に
関する学習会 H14.11.25
          グランフォーレ石松にて
        (講師)大西傳一郎先生
 児童文学作家で、愛媛県生涯学習推進講師の大西
先生をお迎えして、自然との共生に関する学習会を
開催しました。二ホン力ワウソ、トンボ、メダ力な
どの生き物を保護する活動に長年取り組み、また全
国的な保護団体の運営にも深く関わられている先生
のお話は、生き物たちヘの愛情に満ちあふれ、これ
までの人間の生き方を問い直す意味を、私たちに再
認識させるものでした。
 37年間小学校教員として教育に携わられた先生
は、子供たちが自然や生き物とふれあえる場を大人
たちが今作っていかないと、環境に敏感な感性をも
つ子供が育たないことを大変心配なされていました。
 そのほか、西条市で進んでいるビオトープ(生物
環境創出地)のお話や、先生が書かれた、モーニン
グ娘が出演して映画化された「目の見えない犬ダン」
の物語についても、興味深くうかがいました。


やまびこカーニバルへの参加 H14.8.3

8月の第1土曜日、仕事を定時で終えて集合場所の石松へと急いだ。 今日は毎年行なわれるやまびこカーニバルの日。バスにて1時間ほ どで早明浦ダムに到着。道の駅で先ずはぶどう狩り。そのあと、ダ ムの堤防に上がり雄大な景色を眺める。この堤防下で花火を打ち上 げられるとの話だが、どこにもそれらしきところは判らなかった。 会場に入るころには日は落ちていた。川原に設営された会場は中央? にバーベキュー広場。川寄りに屋台。道側に舞台とシンプルな作り。 舞台ではいろいろな催しが次々と繰り広げられ、土佐人の熱さが感 じられた。バーベキューは人数の約半分で予約していたが、ボリユー ム満点で、食べきれないほど。(屋台のヤキソバなどもあったから かな?) 会場の証明が落ちていよいよ花火が始まった。しばらく すると思わず涙が出てしまった。いつも見なれている花火よりも数 が少ないものの、堤防などが自然の音響板となり音と光の競演であ り、ロケーションから、もの凄い贅沢さを感じたからかも知れない。  来年もまた訪れたい気持ちで帰路についた。 アトリエUMAに思うこと  宇摩広域まちづくり協議会として生まれ、発足時から参加、7年目から 9年目までの3年間、三代目会長として振り返ると、宇摩地域にはその 地に根ざした活動を地道にされている方が多く、そのどなたもが一生懸 命が前面に出て活気に満ち溢れていたことがとても印象深く残っていま す。そういった方が町の活力源であり、町の活性化に大いに貢献されて いるわけです。ただ、その活動を知る人のみが知るばかりで行政区域を 超えればなおさら知られていなく非常に残念に感じました。そういった 活動のネットワークをアトリエUMAがリードしていければもっと良か ったかなと今に思うことです。 (ア)あなたが (ト)トレンド宇摩を (リ)リードして (エ)描く (U)UMA (M)Messenger (A)Association まちづくりは人づくり、これは行政の枠が小さくても大きくても同じ、 いつまでも続く課題です。宇摩合併を前に箱ものを急いで立てている首 長に一考していただきたいものです。山紫水明の豊かな地がより良くい つまでも続くことを願っています。          加地正仁